ほくろ・いぼ治療
ほくろ(黒子)、いぼとは
皮膚にできる小さな褐色や黒色の斑点で、通常は生まれつきのものですが、年齢とともに現れる・増えることもあります。小さく平坦なものから、大きなドーム状のもの、色のないほくろなど様々です。また、似たもので「いぼ」と言われるものでは、盛り上がりのあるしみ(脂漏性角化症)や、ウイルスが原因のいぼ(尋常性疣贅)など、様々なものがあります。
ほくろ除去の治療方法
ほくろは、母斑細胞と言われる細胞が、真皮から表皮の基底層にメラニンを過剰に作り出すことよって、茶色~黒褐色の腫瘤が出現します。医学の分野では「色素性母斑」「母斑細胞母斑」などと呼ばれています。
通常は生まれつきのものですが、年齢とともに増えたり、大きくなることがあります。
治療は、炭酸ガスレーザーまたは切除で行います。深いものは、レーザーではまれに再発することがあります。
また、いぼは通常表皮からごく浅い真皮にできるものなので、炭酸ガスレーザーで削り取る事が可能です。
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炭酸ガスレーザー(CO2レーザー)治療
炭酸ガスを使用した気体レーザーで、主に水に吸収される特徴があります。皮膚に照射すると、皮膚組織内の水分に吸収されて熱エネルギーを発生し、盛り上がりのあるしみやほくろなどの組織を一瞬にして気化蒸散させ削り取ります。細かくピンポイントに削り取ることができるため、周辺の正常な皮膚にはダメージを与えず、適切な深さで治療することで、殆ど跡が残りません。
施術詳細
- 施術時間
- 1か所につき数十秒程度
- 痛み
- 麻酔を行いますので、その際にチクッとした痛みがあります
- シャワー
- 当日から可能
- メイク・洗顔
- 当日から可能(治療部分はテープ上から可能)
- ダウンタイム
- 約1~3週間テープ保護します
- 通院
- 約2週間後
- リスク・副作用
- 赤みは約3か月程度、しばらく残ります。色素沈着を起こすことがあります。まれに凹んだ状態または、盛り上がった傷跡が残ることがあります。
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切除
ほくろの大きさが6mm以上や深いほくろ(青みがかったほくろは色素が深いことが多い)の場合は、CO2レーザーで削る治療法よりも切除する方がよりきれいに治ることがあります。
また、ほくろだと思っていたものが、実は悪性腫瘍(皮膚癌)だったという場合もありますので、少しでも悪性腫瘍の可能性がある場合は必ず切除する必要があります。
切除法では、ほうれい線など人間が本来もつシワの方向に傷を合わせたり、巾着のように縫うことで、傷痕がより薄く、わかりにくくなることが期待できます。
抜糸後はしばらくテープで固定するなど後療法を続けることでよりきれいな傷痕になります。
施術詳細
- 施術時間
- 30分程度
- 痛み
- 手術時に少しチクチクする程度
- シャワー
- 当日から可能
- メイク・洗顔
- 翌日から可能
- ダウンタイム
- 腫れはほとんどありません(抜糸までガーゼ・テープ保護が必要)
- 通院
- 翌日、及び1週間後(抜糸)
- リスク・副作用
- 凹んだ状態または、盛り上がった傷跡が残ることがあります。
料金表
炭酸ガスレーザー(CO2レーザー) | 1mm | 3,300円 |
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切除 | 保険適応 |
よくある質問
- ほくろ除去後は傷痕が残りますか?
- ほくろ除去は痛みがありますか?
- 顔以外のほくろも除去できますか?