しみ治療

しみ
しみは、人間が持つ色素のうち、メラニンが皮膚に沈着した状態です。その原因、メラニン沈着の部位により様々な種類のしみがあり、それぞれ異なる特徴を持っています。
しみには、老人性色素斑、肝斑、脂漏性角化症、炎症後色素沈着、後天性真皮メラノサイトーシスなどがあります。診断を誤ると、かえって悪化させてしまう事があるため、経験に伴う正確な診断が重要です。
当院では、お悩みのしみを的確に判断し、適切な治療法で改善へと導きます。
お悩みに合わせた治療法
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あなたのしみはどのタイプ?
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老人性色素斑
年齢とともに皮膚に現れる境界線がはっきりとした茶褐色のしみです。大きさは様々で、小さなものから大きなものがあり、不規則な形状をしています。
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脂漏性角化症
一般的に高齢者によく見られる、こめかみや頬などにできる隆起性のしみです。肌表面で角化細胞が増殖し厚くなるため、ざらつきがあります。
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雀卵斑(そばかす)
茶褐色で2~3mm程の小さな点状の色素班が鼻の周りを中心に頬や額など広範囲に現れるしみです。早ければ幼少期から認められ、遺伝的要因が強いとされています。
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肝斑
30〜40代に多く見られ、もやもやと左右対称に現れることが多いのが特徴の淡褐色の色素班で、くすみのように見えることもあります。頬の高い部分に出ることが最も多いですが、口の上に髭のように見えたり、頬全体を覆うように出現することもあります。
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後天性真皮メラノサイトーシス(ADM)
皮膚深部の真皮層にメラニンが沈着し、頬・下目瞼・こめかみ・鼻翼などに現れる淡褐色の症状です。
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炎症後色素沈着
皮膚が炎症や損傷を受けた後に、赤褐色から茶褐色に変色することがあります。摩擦などの原因を改めたり、けがの後などは時間と共に改善が見込まれますが、より早く回復させるための治療が必要です。
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しみのタイプによる最適な治療法一覧
ZO SKIN HEALTH | アレックスレーザー | CO2レーザー | メソナJ | 内服薬 | ライムライト | |
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老人性色素斑 | ◎ | ◎ | ✕ | ○ | ○ | ○ |
脂漏性角化症 | ✕ | ✕ | ◎ | ✕ | ✕ | ✕ |
雀卵斑(そばかす) | ◎ | ○ | ✕ | ○ | ○ | ◎ |
肝斑 | ◎ | ✕ | ✕ | ◎ | ◎ | ✕ |
炎症後色素沈着 | ◎ | ✕ | ✕ | ○ | ○ | ✕ |
後天性真皮メラノサイトーシス | ✕ | ◎ | ✕ | ✕ | ○ | ✕ |
しみ治療一覧
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老人性色素斑の治療
老人性色素斑は、これまでに受けてきた紫外線の蓄積に起因して発生することが多いです。
顔にできやすく、40代前後の方に比較的多く見受けられ、茶褐色で円形・楕円形・類円形など不規則な形状で大きさは様々です。境界線がはっきりしており、しみの中でももっとも代表的なものです。
治療は、アレックスレーザーによって1回で除去できる可能性が高いですが、数が多く顔全体に散在してる場合は、ライムライト(光治療)やZO SKIN HEALTHをおすすめすることもあります。
治療法
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脂漏性角化症の治療
脂漏性角化症は、若い人に発症する場合もありますが、その多くは年齢を重ねるとできやすい皮膚の良性の腫瘍のひとつです。顔にかぎらず体のどこにでもできますが、日光によく当たる顔にできる場合が多いです。隆起性があり、肌表面で角化細胞が増殖するため、ざらつきがあります。
治療は、CO2レーザーとも呼ばれる炭酸ガスレーザーで削り取るため、直後から除去されます。 治療後は、擦り傷のような状態になるため、10日前後上皮化(皮膚が張ってくること)まで患部は日焼けを控える、保湿をするなど清潔な状態を保つようにしてください。
治療法
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雀卵斑(そばかす)の治療
一般的に「そばかす」とよばれる雀卵斑(じゃくらんはん)は、多くが遺伝によるものです。茶褐色で2~3mm程の小さな点状が鼻の周りを中心に頬や額など広範囲に現れます。他のしみとは異なり年齢に関係なく、幼少期からできる場合もあります。年齢を重ねるごとに薄くなることもありますが、お手入れ次第では、より目立ったり増えるようになることもあるので注意が必要です。
治療は、レーザー治療、または特殊な波長の光を肌に照射し、そばかすの原因であるメラニンを破壊して改善を目指す光治療、またはご自宅で本格的なスキンケアができるZO SKIN HEALTHで行います。
治療法
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肝斑の治療
肝斑は、お顔に頻回に摩擦が加わったり、女性ホルモンの影響など様々な原因によりできる、くすみのようなしみです。30〜40代に多く見られ、頬骨のあたりを中心にもやもやと輪郭のはっきりしないしみが、多くは左右対称に現れます。淡褐色でベタッとしている特徴があります。
肝斑の原因は、女性ホルモンが何らかの形で影響していると考えられおり、妊娠や経口避妊薬が発症を促したり、更年期前後に表れることが多いです。また、ストレスでホルモンバランスが崩れることも、発症の要因であると考えられています。
治療は、飲み薬で改善を目指しながら、より効果的なZO SKIN HEALTHをお勧めいたします。合わせて、摩擦による刺激を減らす洗顔方法などのスキンケア指導も行っています。
治療法
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後天性真皮メラノサイトーシス(ADMの治療)
後天性真皮メラノサイトーシスは、皮膚深部の真皮層にメラニン色素が沈着し、頬・下目瞼・こめかみ・鼻翼などに現れる淡褐色で小さい斑点状の症状です。遺伝性の要素もありますが、20〜30代になって現れることもあります。
治療は、真皮に有効であるアレックスレーザーを用いて行います。色素がレーザーによって破壊され、その破片がマクロファージに貪食されることで効果を発揮するため、色調の変化が現れるまで、約3か月を要します。
治療法
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炎症後色素沈着の治療
炎症後色素沈着は、皮膚の炎症が生じていたり、外傷(けが)が治癒した後に現れることがあります。明らかに炎症が原因である場合は、その原因を取り除く治療を行うことが必要です。それにより、時間と共に改善する可能性がありますが、気になる場合は、より早く改善する治療をお勧めいたします。
治療法
よくある質問
- しみは1回で取れますか?
- しみ取りに痛みはありますか?
- しみの治療後すぐに、化粧はできますか?
- しみの治療後、何か貼ったりしますか?
- 妊娠していてもしみ治療は受けられますか?