アルファ・りょうま・りんたろうのお散歩日記
悲しい知らせ
夜11時ごろ電話が鳴った。
りんたが息を引きとったとの知らせだった。耳を疑ったが現実だった。
たった生後5カ月と7日の仔が、具合が悪くなって5日目、入院して2日目に死んでしまった。
夕方顔を見に行った時も元気はなかった。発熱が消耗を加速しているようだ。
「りんた、早く帰って群れで遊ぼう、お山を走ろう」と声をかけると
目だけで父さんをみて、3回力なく尻尾をふってくれた。
早い呼吸が気になったが、まさかそれが最期になるとは思わなかった。
肥大性骨異栄養症であろうがなかろうがどっちでもいい。
りんた早く帰ってこいと言い残して病院を後にした。
なにが起こったか分からないがりんたは無言の帰宅をした。
並んで寝た。
「とうさんもう痛くないから、ぐっすり寝るよ」
「りんりん、群れのみんなが待ってたぞ、これからがお前の楽しいワンコライフの始まりだぞ」
ウイスキーがいつの間にかそんな話を中断させた。