アルファ・りょうま・りんたろうのお散歩日記
短い生涯の中で
りんたろうが逝って5日が経つが未だに受け入れることが出来ないでいる。
我が家に来て3ヶ月だとはとても思えない。
人間にとっての3ヶ月は犬にっとて15ヶ月位だろうか。
りんは自分のスケールを父さんに呉れたのだ。
それでも短いつき合いと言わざるを得ないが、教えてくれたことは多い。
2頭の先住犬が父さんの左右の手を占領するので、何時も少し離れて座って羨ましそうに眺めていた。
チャンスがあれば側に来て、それは気持ち良さそうに撫でられるのだ。
群れの掟を守っていたのだろうが、いずれ一番近くに座れると考えていたに違いない。
憎い病いは幼い彼のささやかな希望も奪ってしまった。
アルは女王として叱ったり遊んでやったりマイペースだったが、
りょうまはかなり敏感になっていた。
りんと父さんを何時もきにして、りんを呼べば必ずりょうまが先に来た。
賑やかで楽そうにみえる3頭飼いは、父さんの自己満足で、彼等にとっては我慢が増えただけだったかもしれない。
そう感じさせない方法が有るのかもしれないが、今はただ、アルりょうの目の届かない所でもっともっと、もっともっともっと撫でてやればよかったと思うばかりだ。