アルファ・りょうま・りんたろうのお散歩日記

「一人の母親」からの手紙

小山院長

いつもお世話になっている一患者です。月に一度内科に通って家庭医的に診てもらっています。

先日その先生に息子のことを話しましたら、院長先生にもぜひ伝えて下さいとのことで失礼します。

現在48歳の息子が地方で医者をしています。その息子が中学校入学時に北区に転居してきました。

彼は小さいころからアトピー体質で喘息もひどく、夜半にこやま病院に駆け込み、院長先生にお世話になりました。

医者を志した契機です。

高校も中退するしかない状態でしたが大検で大学入試に挑戦して現在に至っています。

 

私が通院でお世話になっている先生に話したら「院長に伝えて下さい」とのこと、しばらくためらっていましたが手紙させていただきます。

今後ともどうぞよろしくお願いします。

院長先生もお身体大切になさって下さい。

一人の母親より

 

病弱だった息子の成長を見守ってきた母、発作の度にどれだけ心をくだかれただろう。

高校中退せざるを得なくなった時、どう励まされたのだろう

そしてその励ましに答え、志を貫いた少年

辛い思いを知っているからこそ、病を持つ人に寄り添う医者になっておられるだろう。

30年越しのお気持ちを頂き、こちらこそ感謝いたします。

 

2009 年5月 りょうま生後4か月、アルファ3歳の頃。

パピーのりょうまを迎えたアルファも母の優しい眼差しだった。