アルファ・りょうま・りんたろうのお散歩日記

りん  

我が家の4頭目のバーニーズりんについてあまり話をする機会がなかったが、健気に懸命に生きた事を記憶に止めるために書とめておこうと思う。

3頭目のりんたろうが5か月で亡くなった後、病気で我が子を亡くした友人たち3人で健康と長生きを目指しているというブリーダーをオーストラリアで見つけた。

そこからはるばるやって来たのが2012年10月14日生まれのりんだった。まだアルファもりょうまも元気だった。3頭は仲良くいい群れとなり楽しい時間を作ってくれた。

 

時は流れ、アルファが逝き1年足らずでりょうまが前立腺がんで倒れた。りょうまが逝って1週間後、右前足が痛そうにするのに気が付いた。

りょうまの病気の発見が遅れた後悔があり直ぐに獣医に連れて行った。診断は骨肉腫、一瞬目の前が真っ暗になったが早期発見だったし、3本足になってもADLは保たれると聞き

右前脚の断脚を受けた。断脚後しばらくは元気で、呼ぶと健気に3本足で走って来た。

 

1か月程して微熱が出始めかかりつけ医に診てもらったが術後の回復に問題は無く、もう一度CTなどで検査しますかと言われたが大きな手術を受けたばかりだったし

様子を見ることにした。これがまた後悔の原因になってしまった。

結局右後脚太ももの内側に新しいがんが出来ていた。右前脚を断脚しびっこを引きながら懸命に歩いていたので、後ろ足の不具合に気付かなかったのだ。

気づいた時には既に腫瘍はソフトボールくらいになり手術は出来なかった。

 

それでもりんは2か月間ほど懸命に生きた。食欲は衰えなかったが今思うと腫瘍の命令で食べさされていたようなものだった。

腫瘍が大きくなって、自壊して感染などを起こし苦しむ事になれば安楽死も覚悟した。

それでも食べられるうちは・・・と思っていたが、2020年3月16日急に食べられなくなった。

充分に頑張ったよ・・・もう楽になろう・・・安楽死の為に獣医に向かった車の中で彼は逝った。

「父さん、長生きしなければならない期待に沿えなくてごめんね、せめて父さんが一番したく無かったことの前に逝くから許してね」まるでそう言っているようだった。

 

父さんの両手は姉さん兄さんで塞がっていた、でもいつか僕一人になる時が来る、その時は思い切り甘えるよ・・・・そんな立ち位置のりんだった。

ようやくその時が来たのに、直ぐに3本足になってしまいおまけに重複がんでりょうまを追うように逝ってしまった。

健康と長生きを目指す郷から来たのに、DNAは長生きすることを許さなかった。

それでも群れの一員として7年8か月共に生きてくれたことは永遠の記憶に刻んだし、大きなありがとうを捧げるよ。

3本足になっても大好きなアルファ、りょうま、永遠のパピーりんたろう、そしてはるばる一緒に巣立った2頭の兄姉達と大空で仲良く走っているのだろうね。