アルファ・りょうま・りんたろうのお散歩日記
森
りんが亡くなってから、カメラを手にする気になれなかった。
いつも楽しげな3人が当たり前だったから歯が抜けた様で、
わざわざ写真を撮りに行く気になれなかった。
久しぶりにカメラを持って紅葉を待つ森へ行った。
人間が造った植林の森にはない多様な樹木は命の幅広さを感じさせる。
これから生まれるもの、枯れて土に帰ろうとしているものが混ざり合う中で、思う存分戯れた。
激走する2人を見るのは久しぶりだった、
きっと優しい森の妖精が遊んでくれたのだろう。